法令試験
1.法令試験の受験を要するケース
以下に該当する場合は、法令試験の受験が必要です。
(1)新規許可申請
(2)譲渡譲受認可申請の譲受人(当該事業の既存事業者は除く)
(3)合併又は分割認可申請の存続する事業者(当該事業の既存事業者は除く)
(4)相続認可申請の相続人
2.受験者について
(1)個人申請の場合 ⇒ 申請者本人
(2)法人申請の場合 ⇒ 事業に専従する役員
3.試験の実施日時及び場所について
(1)許可又は認可申請書を受理した日以降、適宜実施
⇒ 許可申請の場合、許可申請書提出後概ね1ヶ月前後で受験となります。
(2)試験実施予定日の7日前までに、申請者宛に文書による通知があります。
⇒ 試験当日、試験終了後意見聴取(ヒアリング)があります。
⇒ 通知文書に、「当日持参する関係書類」が記載されていますので、忘れずに持参して
下さい。
持参書類の一例
- 聴聞日前5営業日以内の残高証明書
- 通帳(聴聞日までの記帳がされていること)
- 車両の全長・全幅を立証できる書類(パンフレット等)
⇒ ヒアリングには、代表者又は専従役員の出席が求められます。
(3)九州管内の場合、九州運輸局(本局)で受験となります。
4.受験者の本人確認について
試験当日の試験開始前に、運転免許証等による受験者の本人確認があります。
5.試験の実施方法等
(1)出題範囲
- 道路運送法
- 道路運送法施行令
- 道路運送施行規則
- 旅客自動車運送事業運輸規則
- 旅客自動車運送事業等報告規則
- 自動車事故報告規則
- その他事業の遂行に必要な法令等
(2)設問方式
二者択一方式及び語群選択
(3)出題数
30問(二者択一方式25問、語群選択方式5問)
(4)合格基準
正解率80%以上の成績を合格とする。
合格基準に達しないときは、後日再試験を実施する。
(5)試験時間
40分
(6)その他
自動車六法等の持ち込み可
6.その他
(1)試験は再々試験まで受験できますが、そこで合格基準に達しなければ、許可申請自体の
見直しを求められることもあります。
(2)許可申請から許可までの標準処理期間は2ヶ月程度ですが、再試験、再々試験となると、
その分処理期間が延びることになります。